みちびきの宮
花傘神事が無事執り行われると、いよいよ御輿の宮出しとなります。担ぎ棒の丸太も含めると1tを越える御輿を担ぎ手と男衆が加わって拝殿から担ぎ出し、そのまま拝殿を3周してから台車へと乗せます。見どころはこの担ぎ棒の括り方。丸太が緩まないように下から締め上げていった形が角のようになって現れています。そして毎年荒々しく打ち付けられながらも神々しいこの御輿に、その年の頭が鳳凰を納める瞬間も見逃せません。御輿を拝殿から半分程担ぎ出したときにおこなわれますが、その年によって提灯に隠れていたりと、ベストショットになるかどうかは運任せです。